青森県庁議会棟 来月から全面禁煙に

2019/06月26日 12時51分 NHK https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20190626/6080005213.html

 

全国の官公庁や企業などで禁煙の動きが広がる中、青森県議会は、議会の入る建物を来月1日から全面禁煙とし、喫煙所を廃止することを決めました。

去年成立した改正健康増進法では、受動喫煙対策として、来月1日から行政機関や学校、それに病院などの敷地内を禁煙にすることが義務づけられていて、県議会も対応を検討してきました。
26日、各会派の代表者が集まって対応を検討した結果、県庁の議会棟を来月1日から全面禁煙とし、喫煙所を廃止することを全会一致で決めました。
国が3年前に行った調査では、青森県の喫煙率は男性が36.5%、女性が12.2%とともに全国で2番目に高く、県民のがんによる死亡率を引き上げる要因の1つとなっています。
青森県議会の森内之保留議長は「国が受動喫煙の防止を進めているので、県議会としても受動喫煙をなくすために取り組んで行きたい」と話していました。
今回の法改正を巡っては、ことし5月から県警察本部がすでに全面禁煙を実施しているほか、青森県も来月1日から原則、すべての庁舎の敷地内を全面禁煙にすることを決めています。