09月27日 06時15分 NHK https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20190927/8010006311.html
受動喫煙を防ごうと、高知県警察本部は10月から県警察本部や警察署、それに交番などの敷地内を全面禁煙とすることを決めました。
去年成立した改正健康増進法では、他人のたばこの煙を吸い込む「受動喫煙」を防ぐため、ことし7月から、市役所などの行政機関や学校で原則、敷地内では禁煙とすることを定めています。
ただ、仕切りや標識を設置すれば敷地内でも例外として屋外に喫煙スペースを設けることができますが、高知県警察本部では取り組みを徹底しようと、10月1日からは、県警察本部の庁舎のほか県内に12ある警察署や各地の交番など、警察が管理するすべての施設の敷地内を、原則、全面的に禁煙とすることになりました。
これにより、県警察本部や警察署などに設けられていた屋外の喫煙スペースは、来月以降は使用できなくなります。
県警察本部によりますと、全職員を対象に去年行った健康診断の結果では、およそ1900人の職員のうち、3割ほどが喫煙をしていたということです。
県警察本部は、「敷地内を禁煙化することで、たばこを吸わない人への健康被害を防ぐほか、喫煙者自身の健康増進にもつながる。今後も職員の健康管理につとめていきたい」としています。