2024年09月10日 19時01分 NHK https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20240910/1050022113.html
受動喫煙への対策を強化しようと、川崎市は来年4月からすべての都市公園について原則、禁煙とする方針を公表しました。
川崎市がこのほど示した方針によりますと市が管理する都市公園およそ1200か所について原則、全面的に禁煙とし、違反した場合は最大で5万円の過料の対象となるということです。
また、▽多摩区の「生田緑地」や、▽中原区の「等々力緑地」など管理者が常駐する18か所は、喫煙スペースを設置して分煙とすることが可能だとしています。
市がことし6か所で禁煙の実証実験を行い、利用者にアンケートを行ったところ、「子育て中でタバコのポイ捨てに恐怖を感じる」とか、「副流煙が心配だ」という声が寄せられていました。
市はこの方針について今月10日から1か月間、意見を募ったうえで、公園で禁止する行為に「喫煙」を盛り込む条例の改正案をことし12月の市議会に提出し、来年4月から実施したいとしています。
公園の禁煙化をめぐっては、東京・板橋区や江東区で条例が制定されているほか、横浜市もことし、全面的に禁煙にする方針を示しています。
川崎市は「多くの市民に意見を聞きながら受動喫煙の防止に努めたい」としています。
川崎市:公園内における喫煙の取り扱いについて市民意見を募集します(2024年10月10日まで)
パブコメの意見例