2024/11月21日 07時21分 NHK https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20241121/8020021793.html
たばこの煙などを長期間吸い込むことで肺の働きが低下するCOPD=慢性閉塞性肺疾患について知ってもらおうという「世界COPDデー」にあわせて20日夜(毎年11月第3水曜日)、徳島県庁のライトアップが行われました。
COPDはたばこの煙などの有害物質を長期間、吸い込むことで肺の働きが低下する生活習慣病の1つで、去年、全国で1万7000人近くがこの病気で死亡し、その8割が男性です。
COPDの研究を行う国際的な団体が定める「世界COPDデー」の20日、夜の県庁が啓発のシンボルカラーの金色にライトアップされ、病気の早期の発見と治療が呼びかけられました。
徳島県のCOPDの死亡者の数は、人口10万人あたりで令和4年が19.8人、令和3年が21.8人、令和2年が19.9人と3年連続で全国で最も高い水準となっています。
徳島県健康寿命推進課の野崎里咲さんは「初期症状がせき、たん、息切れというありふれたものでなかなか気づきにくく、医療機関の受診が遅れてしまうことがある。症状の自覚がある方は速やかに受診し、重症化の予防につなげていただきたい」と話していました。