2021/09月18日 19時19分 NHK福井 https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20210918/3050009093.html
県は18日、福井市などで新たに12人の新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表しました。
県は「職場の喫煙所や食事などマスクを外した時の感染とみられるケースが多い」としてあらためて対策の徹底を呼びかけています。
感染が確認されたのは非公表の1人を含めて10歳未満から50代の12人で、福井市が7人、越前市が2人、鯖江市と小浜市がそれぞれ1人でした。
このうち、クラスターが発生したあわら市のスイミングスクールの関連で、児童の家族1人への感染が新たに確認され、この関連の感染者はあわせて35人になりました。
また17日、3人の感染が確認された企業の関連で職場の同僚3人の感染が新たに確認され、あわせて6人となり県は「クラスター」、感染者の集団が発生したとしています。
この企業の詳細については非公表ということですが、職場の喫煙所や休憩時間などマスクを外したタイミングや場所で感染が広がったとみて県は詳しい感染経路を調べています。
県内の感染者は累計で2928人となり、18日現在、137人が入院するか宿泊療養施設に入っているということです。
このうち酸素吸入が必要な「中等症」は1人増えて4人、「重症」の人はいないということです。
また、18日で県内では7月20日から61日連続での感染確認となりこれまでで最も長い期間、感染の確認が続いている状態となりました。
県は引き続き9月30日まで「感染拡大特別警報」を出して感染対策の徹底を呼びかけるとともに18日からの3連休も県外への往来を控えるよう呼びかけています。
県健康福祉部の宮下裕文副部長は「デルタ株の感染力の強さもあり、直近では新たな感染者を減らすことが出来ていない。感染のタイミングは職場の喫煙所や食事などマスクを外した時とみられるケースが多いので改めて感染予防に努めてほしい」と話していました。