清水建設、勤務中は全社禁煙 健康経営を推進
清水建設は30日、全社を対象に勤務時間中の禁煙を1日から実施すると発表した。従業員らの健康経営推進策の一環。同社が管理する本社や支店など約100に上る国内外常設事業所の喫煙所を廃止する。また喫煙者の“卒煙”を促すため、従来の本社診療所による禁煙外来の対応に加え、保健師の禁煙挑戦者へのメールサポート、デジタルサイネージ(電子看板)、社内報の禁煙メッセージの発信などを新たに実施する。
同社は2020年4月に全面施行した改正健康増進法を踏まえ、「喫煙が及ぼす健康被害から従業員を守る」という観点から、喫煙対策を徹底するために勤務時間中の禁煙の制度化を導入した。
これまで同社は19年に策定した中期経営計画(19―23年度)の経営基盤強化策で「健康経営の推進」を掲げている。メンタルヘルスケアや感染症対策の充実、社内食堂でのヘルシーメニュー導入、従業員への生活習慣改善指導の強化などの健康づくりに関する施策を積極的に展開。3月には経済産業省が主催する「健康経営優良法人2021」に認定されている。
10月1日から全社で勤務時間中の禁煙を実施~喫煙者の卒煙もサポート~
https://www.shimz.co.jp/company/about/news-release/2021/2021048.html
清水建設(株)<社長 井上和幸>は、健康経営推進策の一環として、10月1日から勤務時間中を禁煙とするとともに、本社はじめ当社が管理する国内外の常設事業所内の喫煙所を廃止します。
2020年4月に全面施行された改正健康増進法を踏まえ、多くの企業が受動喫煙の防止に向けた取り組みを活発化しています。当社は健康経営企業として、「喫煙が及ぼす健康被害から従業員を護る」という姿勢のもと、喫煙対策を徹底すべく勤務時間中の禁煙の制度化に踏み切ったものです。これにともない、喫煙者の“卒煙”を支援するため、従来から実施していた本社診療所における禁煙外来の対応に加え、保健師による禁煙挑戦者へのメールサポート、デジタルサイネージや社内報を利用した禁煙メッセージの発信等を実施します。
当社は、2019年に策定した中期経営計画<2019-2023>の経営基盤強化策の中で「健康経営の推進」を掲げ、2020年9月には「シミズグループは、従業員が健康でいきいきと仕事に取り組み、持てる力を発揮することにより、一人ひとりが活躍できる企業を目指す」と健康経営宣言を行いました。これにもとづき、メンタルヘルスケアや感染症対策の充実、社内食堂のヘルシーメニュー導入、従業員への生活習慣改善指導の強化といった健康づくりに直結する健康施策を積極展開してきた結果、本年3月には経済産業省が主催する「健康経営優良法人2021」に認定されました。
当社は引き続き、健康経営企業として、従業員の健康増進と職場環境の改善に資する施策を継続的に実施し、従業員一人ひとりの働きがいと幸福度の向上を目指します。