配信 日刊スポーツ https://news.yahoo.co.jp/articles/1a8b457843257863d95f8f4f225cb673acdb76f4
上方落語の重鎮、桂ざこば(かつら・ざこば、本名関口弘=せきぐち・ひろむ)さんが12日午前3時14分、ぜんそくのため、大阪府内の自宅で亡くなった。76歳。所属の米朝事務所が同日、発表した。
ざこばさんは、ぜんそくが持病だった。
もともと、ヘビースモーカーだったが、17年に脳梗塞を患ったのを機に禁煙した。脳梗塞から復帰後も、ぜんそくに悩まされ、21年11月には再び休養。同年12月1日、自らが席亭を務める大阪・動楽亭の昼席で舞台復帰し、取材に応じると、ぜんそくに慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)を併発していると明かした。
当時、ざこばさんは、博多座で高座出演した際に「しゃべりにくいな」と感じ、帰阪後に病院で診察を受け、病気が判明したという。もともと、ぜんそくが持病だけに「歩いてもしんどい。20メートル歩いたら、ぜえぜえ。休んで歩いて…そんなんや」という日々だったと振り返っていた。
以降、出番の前後で酸素濃度もチェックするなどし、体調と相談しながらも精力的に仕事を継続。今年4月30日にも、一門のひろば、ちょうば、そうばの襲名発表記者会見にも出席し、元気な姿を見せていた。