東京都の小池百合子知事は4日、日本経済新聞の単独インタビューに応じた。自身が実質的に率いる地域政党「都民ファーストの会」が都議選の公約としてきた受動喫煙防止に関する条例案について「様々なヒアリングなどもして、できるだけ早くと思う」と述べ、早ければ今秋に予定されている都議会第3定例会に条例案を提出する考えを示した。
都民フの公約によると、受動喫煙防止条例案は罰則付きで、屋内は原則禁煙。さらに「子供をたばこの煙から守る」として、家庭内や車での喫煙を制限する「努力義務」を盛り込んだ。
小池氏は「国がもたついている中で、(東京五輪・パラリンピックの)ホストシティーとしての役割を果たしていく」と強調。都民フの当選者には受動喫煙に詳しい弁護士もおり、小池氏は「法律家なので即、条例案ができていくと思う。いろいろヒアリングをして、中身を詰めて進んでいる」と述べた。
インタビューに答える小池都知事(4日午後、東京都新宿区)