2018/8/31 6:30 日経 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34799340Q8A830C1L71000/
千葉市が30日公表した、受動喫煙防止条例案の概要へのパブリックコメント(意見公募)結果では、賛成が118件で、反対(91件)を上回った。7月の改正健康増進法の成立などを背景に、国より厳しい規制に反対する声も少なくない。ただ、市は意見に対して「受動喫煙による健康への悪影響は科学的に明らかだ」などと回答、概要に沿って条例案を詰める。
意見公募は7~8月に実施。市の集計では、473人から1244件の意見が集まった。件数について、市は「市民の関心が高まっている」(健康企画課)とみている。
条例案の基本的な考え方に対する賛否以外の意見を項目別にみると、「加熱式たばこは規制の対象外とすべきだ」が211件で最も多かった。市の条例案概要では、加熱式たばこは屋内禁煙の対象外。「店が禁煙、喫煙、分煙を選べるようにすべきだ」が207件で、「喫煙室の設置者には助成すべきだ」が181件だった。