2020/11/21 7:09 日経 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66522780R21C20A1I00000/
【ブリュッセル=共同】オランダ政府は20日、スーパーでのたばこ販売を2024年から禁じると発表した。オランダの喫煙率は22%(日本は19年時点で16.7%)で、政府は5%以下にする目標を掲げている。22年からの自動販売機禁止も決まっており、スーパーと合わせて全国のたばこ売り場の7割近くが消えることになる。欧州メディアが伝えた。
オランダではたばこ売上高の55%をスーパーでの販売が占める。人口約1700万人の国で年約3万5千人が喫煙の影響で死亡しているとされ、政府は喫煙率引き下げに躍起になっている。駅などの喫煙所撤去のほか、10月にはどの銘柄も同じ単色の包装で売ることを義務付け、派手なパッケージやロゴで目を引くことができなくなった。
政府はたばこ1箱を10ユーロ(約1230円)にすることを目指しており、今年は平均20%近く値上がりした。