シンガポール:喫煙の解禁年齢、1月から21歳に引き上げ

2021/01/04(月) NNA https://www.nna.jp/news/show/2135660 

シンガポール政府は、1月1日から喫煙の解禁年齢を21歳に引き上げた。2017年に可決した改正たばこ法に基づく解禁年齢の3回目の引き上げで、今回が最後となる。

一般的な紙巻きたばこや葉タバコなどのたばこ製品を購入、使用、所持した21歳未満の人には、最大300Sドル(約2万3,400円)の罰金を科す。

21歳未満の人にたばこを与えた人に対しては、初犯で最大500Sドル、2回目以降は最大1,000Sドルの罰金を科す。21歳未満の人のためにたばこを購入した人に対する罰金額は、初犯で最大2,500Sドル、2回目以降で最大5,000Sドルとする。

21歳未満の人にたばこ製品を販売した小売業者に対しては、初犯で最大5,000Sドル、2回目以降で1万Sドルの罰金を科す。販売免許の一時停止、剝奪といった処分も下す。

政府は国民の喫煙率引き下げを目指している。17年の改正たばこ法に基づき、19年から毎年1歳ずつ、たばこ製品の購入、使用、所持などを許可する最低年齢を引き上げてきた。

20年7月には、国内で販売されるたばこのパッケージにロゴや商品を強調するような色、購入意欲を喚起する情報などを使用・掲載することを禁じるといった新規定を導入。電子たばこやシーシャ(水たばこ)は、以前から年齢を問わず全面的に禁止している。