70歳以上は酒もたばこも自由でいい」人生の最後に後悔する高齢者と"幸齢者"になる人の決定的違い-不幸な高齢者を増殖させるお金以上の問題

和田 秀樹 2023/11/02 president online  https://president.jp/articles/-/75302 

 

  幸せな老後を送るには何が必要か。老年からの生き方本が次々ベストセラーになる医師・和田秀樹さんは「高齢医療の現場では、人生の最後に“後悔”をする人が本当に多い。そうならないために、ぜひいまからマインドリセットをしてほしい」という――。

 

※本稿は、和田秀樹『幸齢者』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。

 

70歳からは「やりたい放題」でいい

年をとればとるほど、将来に対する不安から「食事や嗜好品、お金などを節制して、老後に備えなければならない」と考えるようになる人が、非常に多いように感じます。でも、私はその考えには真っ向から反対したいのです。むしろ70歳からは「やりたい放題」に生きたい。それこそが、若々しさを保ち、頭の回転を鈍らせないための秘訣でもあります。(中略)

 

食べたいものを食べ、たばこやお酒も好きなだけ…

 私は、高齢医療の臨床の現場で、70歳を過ぎたらやりたい放題」とすすめています。健康診断の数値に一喜一憂して食べたいものをがまんすることはおやめなさい、食べたいものを食べるとマインドリセットしましょう、と言っています。

 食べたいものを食べないとストレスが溜まり、免疫力も落ちてしまいます。

たばこや酒についても、同じことがいえます。

たばこはたしかに肺がんのリスクを高めますが、70代になるまで肺がんになることなく過ごしてきた人が、70歳を越えて以降、たばこを吸う吸わないで、いったいどれだけ肺がんリスクに差異が生じるでしょうか

実際、私が勤務した浴風会病院に併設された老人ホームでは、喫煙者と非喫煙者の生存曲線に差がありませんでした。

むしろたばこを吸うことでストレスを溜めずに人生を謳歌すれば、がんの発症リスクを低くすることもある。そのようにマインドリセットすることが大事なのです。(後略)