2018.6.23 07:01 産経 https://www.sankei.com/region/news/180623/rgn1806230025-n1.html
都議会共産党は22日、国より厳しい規制を行う都独自の受動喫煙防止条例案をめぐり、修正案を提出する考えを示した。条例案を審議する都議会厚生委員会で明らかにした。25日の同委員会で正式に提出する。
条例案では火を使わない加熱式たばこについて、国の健康増進法改正案との整合性をとり、専用喫煙室を設けて分煙にすれば喫煙でき、飲食も可能としている。
これに対し共産修正案では、(1)加熱式たばこも紙巻きたばこと同様に規制対象とする(2)都受動喫煙防止対策推進協議会を設置する(3)条例施行後に見直しなどの検討を行う時期を5年から2年にする-とした。
質疑に臨んだ共産の藤田綾子都議は、加熱式たばこの受動喫煙による健康被害が明確になっていないとして、「害が分かってから規制するのでは遅い。加熱式たばこは煙や臭いも少ないため、避けることが難しい」と述べた。
条例案をめぐっては、自民も修正案提出の方針を明らかにしている。