塩崎大臣会見概要

(H28.10.14(金)8:53 ~ 8:59 ぶら下がり) http://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000139877.html 

 

(記者)

 先日、受動喫煙の対策案が示されましたが、反発も予想されるものと思われます。大臣としては実効性のあるものとお考えでしょうか。

(大臣)

 先日、厚生労働省案を御提示いたしましたが、まずは公開の場で関係業界からの御意見をヒアリングするということになっております。

WHO(世界保健機関)の報告では、日本の受動喫煙防止対策は世界でも最低レベルと言われているわけであります。

また、罰則を伴う受動喫煙防止対策をオリンピック開催国はみんなやっているわけです。

そういう諸外国の常識を考えて、スモークフリー社会に向けて歴史的な第一歩を日本も踏み出さないといけないという認識で、厚生労働省案を取りまとめたということであります。

4年先に東京オリンピック・パラリンピックがあり、その前年にラグビーワールドカップもあるわけなので、そのことを視野に入れて、それに間に合うようにみんなの頭も変わっていくようにするタイミングも念頭に置いて、私達だけが決断するだけではなくて、国民の皆様方も、常識を持って来られる大勢の方々が、日本で常識ではないことが行われているということがないようにしていくことが大事だと思います。

これまでの経緯もあろうかと思いますが、今申し上げたような認識を持って、東京オリンピック・パラリンピックや、インバウンドでたくさんの人々が来られて、日本のたばこ文化に触れているわけでありますが、世界に恥ずかしくないようにしていかなければならないと思います。

 

(記者)

 先ほどのたばこに関する質問の関連ですが、昨今人気が出ている加熱式のたばこ、煙が少ないとメーカーが言っているたばこがあります。それが非常に人気を博していますが、それも今回の規制の対象とするべきかどうかについてお考えをお聞かせ下さい。

(大臣)

 その新しい、いわゆる普通の煙の出るたばこではない、同様の効果が吸う方にとってはありそうな仕組みが出てきていることは聞いておりますし、私も見たことがあります。

それについてはいろいろな意見があって、やはり有害ではないかという説もありますし、そうでもないという御意見もあって、私たちは健康にどうなのか、もしそれが使われるとすれば周りの方々にどういう影響があるのかは厳しく見ていかなければいけないと思っています。