塩崎大臣会見概要

(H29.2.14(火)9:16 ~ 9:26 省内会見室) http://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000151604.html

 

(記者)

 受動喫煙対策について、先週の記者会見で大臣は加熱式たばこについてどのようにするかについて、法律に現段階で書き込む予定はないとおっしゃったと思いますけれども、まだ結果的に規制の対象にするかどうかは決めていないということだと思いますが、いつごろまでに科学的なエビデンスがはっきりすれば良いとお考えか、時期的なメドがあれば教えて下さい。

(大臣)

 今回、御提起しようとしている受動喫煙の問題は、他人の健康にどういう影響がありうるのかという観点から受動喫煙防止法案を考えて、他人に影響が及ばないようにするということに主眼があるわけであります。
 この加熱式たばこというのは比較的新しいものでありますが、受動喫煙の健康影響の可能性があるならば規制をしなければならないと考えています。

 皆さん御案内のように、加熱式たばこは財務省から見れば、たばこそのものでありまして、たばこ税もかかっています。そして、パッケージにも紙巻きたばこと同じように注意文言表示がされていて、有害であるということが書かれているという位置づけのものであります。
 そしてまた例えば、メーカーも主流煙という吸い込むものに発がん性のある有害物質があることを自ら認めているということでありますが、主流煙と副流煙があって、まだ副流煙に関してどうなのかという科学的な知見は明らかになっていません。つまり健康影響がどうあるかについてはまだ十分明らかではないということを申し上げたわけで、速やかに研究を進めて施行の時点までには少なくとも規制の対象とするかどうか判断したいと考えております。


 他の国々でどのような規制を今しているのかということをしっかりと私たちも調べなければいけないということで、原局から海外の厚生労働省の職員などを通じて調べているところで、科学的な根拠と、使用することについての規制はどのような関係になっているのかということは良く分かっておりせんので、そのようなことも含めて考えていきたいと思います。

 前回申し上げたことは、法律として規制するかどうかということを書き込むということはまだ予定していないと申し上げたところでありますので、引き続きどのようなことになっているのか良く考えた上で皆様に御議論をいただき、そして結論を得ていきたいと考えています。