塩崎大臣会見概要

(H29.3.10(金)8:17 ~ 8:23 ぶら下がり) http://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000154687.html

 

 

(記者)
 受動喫煙対策についておうかがいします。先日、たばこ議連が対案を示し、また、受動喫煙防止議連が法案提出を後押しする方針とのことですが、厚労省としては今後、1日に発表した案を修正して、折衷案を模索していく方針なのでしょうか。

(大臣)
 まだ、部会での御説明も一度もしておりませんので、折衷案という段階では全くないと思います。
我々が考える受動喫煙の対策の徹底というものは総理の施政方針演説に書いてあるわけでありますから、それをしっかりとやっていきたいと思います。
自民党のたばこ議連の案は、昨日の委員会でも申し上げましたが、店舗に喫煙や禁煙の表示をすればいいではないかということでありますけれども、これではたばこを吸わない方が、例えば、職場の歓送迎会や接待で相手の指定した場所に行った場合の、いわゆる望まない受動喫煙ということがいくらでもあり得るわけであります。
そういうところで働いていらっしゃる従業員の皆様、アルバイトの高校生や大学生などの方々が受動喫煙にさらされるということであります。
私どもとしては望まない受動喫煙を排除するということに取り組んでいくということが大事で、たばこを吸われる方の権利は公共の利益に反しない限りは守られるものだろうと思います。
私達は説明責任をしっかりと果たしながら、御理解いただけるように最大限の努力を省を挙げてやっていきたいと思います。