塩崎大臣会見概要

(H29.4.11(火)8:25~8:33 ぶらさがり) http://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000161560.html

 

(記者)

 受動喫煙対策についてお伺いします。先日、WHOの事務局次長が丸川大臣と塩崎大臣を訪問されまして、事務局長のレターも手渡されたということですが、一方で今国会は4月半ばにさしかかっておりまして、先日も党の厚生労働部会も開いていただきたいという御発言もありました。改めて、大臣の御所感をお願いします。


(大臣)

 先週の金曜日に、WHOの事務局次長がマーガレット・チャン事務局長のレターを携えて訪問されました。このレターの中には、長年の伝統であるたばこフリーという政策を維持するように要請をしますということとで、屋内の公衆の集まる場、いわゆる、パブリックスペースと言われている所ですが、そこでの喫煙の完全禁止を全国レベルで実施するように要請をしますという強い要請をいただきました。(参考資料添付:WHO&米国国立がん研究所の報告書(2017.1)

 私どもはここまでではなく、分煙ということでありますけれども、このような大変厳しい要請を国際機関のトップから直接正式に受けるということになったことは大変重たいことだと思っております。

 そのようなことで、昨日橋本副大臣がレターを田村政調会長代理にお持ちをしました。御説明するとともに、そろそろ部会でもって厚生労働省の基本的な考え方の案を御説明する機会をいただければということと、そして国民に開かれた議論を是非お願いしたいということで、田村政調会長代理には正式に部会を開いていただきたいということを、橋本副大臣からお話をしたところであります。今日は、とかしき部会長にもお願いを橋本副大臣から午後にもすると理解をしております。

 いずれにしても、一度もまだ説明をしていないので、WHOのこのような重たい要請を受けましたので、そろそろしっかりと一度聞いていただいて、それからどのようにするかということを考えて、この健康増進法の今国会提出に向けて大車輪で作業していければいいなと考えているところでございます。