【海外発!Breaking News】電子タバコを4年間吸い続けた30歳女性 肺炎を起こし、80歳代のような肺に(米)

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電子タバコを吸い続けた30歳女性が、病院でレントゲン検査を受けたところ、80歳代のような肺、または10年間喫煙していたヘビースモーカーのような肺であると医師から告げられた。女性は4年前から電子タバコを吸い始め、毎日1時間おきに喫煙していたという。医師に「このまま吸い続けると死にますよ」と忠告を受けた女性は、きっぱりと電子タバコをやめ、健康的な生活を送っているそうだ。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。

米テネシー州ニューポートに住むハンナ・ロスさん(Hannah Roth、30)は先月、受付の仕事中に悪寒がして、息をすると肺から弾けるような音がするのを感じ始めた。「胸に強い痛みがあったので、気管支炎かもしれないと思っていました」と話すハンナさんは熱もあったそうで、病院を訪れるとインフルエンザと診断されて薬をもらった。

その後、薬を服用したが状態は悪化し、ハンナさんは40度の高熱に苦しんだ。心配したハンナさんの母親がもう一度病院に行くように勧め、ハンナさんは救急外来でレントゲン検査を受けた。検査の結果を聞くため医師に呼ばれたハンナさんは、電子タバコを吸っているか聞かれた。4年前から電子タバコを吸い始めたハンナさんが「吸っています」と答えると、医師から「だから肺炎を起こしているんだ」と言われたそうだ。

ハンナさんの肺を撮影したレントゲン写真を見た医師は「これは30歳女性の肺の状態ではありません。10年間喫煙していた人の肺ですね」と伝えたうえで、肺の状態が悪く、80代の人の肺のようにまでなっていると説明した。

「電子タバコの蒸気を吸うたびに、肺の中でチキンを揚げているようなものです。このまま電子タバコを吸い続けると、息ができなくなって死にますよ」と医師から忠告を受けたハンナさんは、衝撃の診断を聞いた当時を「カバンから電子タバコを取り出して捨てました」と振り返った。

7歳と10歳の息子がいるハンナさんは、それまで喫煙の経験はなかったが、パンデミックによるロックダウンでストレスが溜まり、電子タバコを吸い始めた。ハンナさんは一日中、少なくとも1時間おきのハイペースで電子タバコを吸う習慣が付いてしまったそうだ。

レントゲン写真には、枝分かれした木のような白い影が写っており、これは肺が悪化した状態で、よほどのヘビースモーカーでない限り、このような状態にはならないという。ハンナさんは、「こんなことになるとは知らなかったので、電子タバコを吸い始めた自分に腹が立ちました」と後悔の気持ちを明かしている。

すぐに電子タバコを吸うのをやめたハンナさんは、次第に肺が弾けるような音も聞こえなくなったそうで、このように語っている。

「医師は、電子タバコをやめさえすれば肺は治ると言っていました。まだ吸いたくなることはありますが、代わりにたくさんガムを噛んでいます。以前よりも健康的だし、毎週電子タバコを買わなくて済むので節約にもなっています。」

「私のアドバイスは、電子タバコを吸わないことです。自分でコントロールできると思っていても、コントロールできないこともあるんです。」

このニュースを見た人からは、「私も電子タバコやめようかな」「私は20年以上喫煙しているけど、禁煙するのは難しいよ。吸わなければよかった」「みんな自分が病気になるまで耳を貸さないんだよね」などの声が寄せられている。

ちなみに2019年9月には、香り付き電子タバコを2年間使用した19歳男性が呼吸困難に陥った。彼の肺のレントゲン写真を見た医師は、「ベーコンの油がべっとり付いたような状態」と説明していた。