笹川陽平氏 コロナ対策で喫煙室の即時閉鎖訴える「感染誘発空間以外の何物でもない」

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 公益財団法人「日本財団」の笹川陽平会長(81)が8日、ブログを更新。新型コロナウイルス対策として、喫煙室の即時閉鎖を訴えた。

 国内では4月1日から改正健康増進法の全面施行で、受動喫煙防止のため原則屋内禁煙となった。愛煙家は肩身が狭くなったが、この流れに追い打ちをかけそうなのが、ついに緊急事態宣言を発令せざるを得なくなったほどのコロナ感染拡大だ。

 笹川氏は「首相も機会あるごとに『3密』(密閉、密集、密接)を避けるように説明されている。ところが『3密』の典型的な例は、あちこちでいまだ見かける喫煙室である。即時閉鎖を願いたい。狭い空間にスモーカーがひしめく喫煙室は、まさにこの『3密』である。感染誘発空間以外の何物でもない」と提言した。

 さらに「喫煙者が新型コロナウイルスに感染した場合、呼吸障害が起こりやすく重症化するリスクが高いと専門家は指摘している。喫煙者にはつらいことだと思うが、ウイルス禍が拡大している緊急事態である。この際、どうか喫煙室の閉鎖を受け入れていただきたい」と、コロナ重症化を防ぐためにも喫煙室の閉鎖が有効だと述べた。

 日本財団はコロナウイルス感染拡大による病床不足に対応すべく、首都圏2か所に計1万床の患者受け入れ施設を準備。5月1日の受け入れ開始を目指している。