米ウォルマート、一部店舗でたばこ販売終了

2022年3月29日  The Wall Street Journal https://jp.wsj.com/articles/walmart-stops-selling-cigarettes-in-some-stores-11648468145 

 米小売り大手 ウォルマート は、国内の一部店舗でたばこの販売を終了した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ウォルマートの上層部は長年にわたり、販売に関する議論を重ねてきたという。

 関係者の話や店舗での確認に基づくと、少なくともカリフォルニア、フロリダ、アーカンソー、ニューメキシコ各州の一部店舗でたばこが撤去されている。これまでたばこの販売スペースだった場所にはテークアウト食品や菓子が置かれているほか、店舗によってはセルフレジの設置台数を増やしている。

 広報担当者によると、国内に4700余りの店舗を展開するウォルマートはスペースを効率的に使用すると決めた一部店舗でたばこを撤去している。その上で「当社は効率的に事業展開しつつ顧客のニーズに応える方法を常に模索している」と述べた。たばこの販売を継続する店舗数を明らかにすることは控えたが、販売を全面的に中止するわけではないと明らかにした。

 米保健当局によれば、米国では毎年48万人が喫煙に関連する病気で亡くなっている。また、ウォルマートのような大型小売店では規制のためたばこの販売が難しくなっていることから、同社では長年にわたり、たばこ販売について議論を重ねていた。複数の関係者は、経営陣は新型コロナウイルス流行以前に一部店舗でのたばこ撤去を決めており、今回実行に移されたと指摘した。

 市場調査会社ユーロモニター・インターナショナルによると、米国の昨年のたばこ売上高は約950億ドル(約11兆8000億円)で、大半がガソリンスタンドおよびコンビニエンスストアでの売り上げだった。2020年の国内販売量のうち、ウォルマートをはじめとする大型小売店や雑貨店などが占める割合は14%だった。

 

米ウォルマート、一部店舗でたばこ販売中止=WSJ

2022年3月29日 時事 https://diamond-rm.net/flash_news/128559/

 【ニューヨーク時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ、電子版)は28日、関係筋の話として、米小売り大手ウォルマートが一部店舗でたばこの販売中止に踏み切ったと報じた。ただ、全面的に中止することはないという。

 WSJによると、カリフォルニア、フロリダ、アーカンソー、ニューメキシコ各州の一部店舗で商品が撤去されている。WSJは広報担当者の話として、4700を超える米国の店舗のうち、場所をより効率的に利用することを決めた一部店舗でたばこを取り除いていると伝えた。

 米衛生当局によれば、米国で毎年48万人が喫煙に絡む病気で死亡しており、規制を理由に大型小売店のたばこ販売は手間が掛かる中、ウォルマートは社内で数年にわたり議論を続けていた。経営幹部は新型コロナウイルス大流行の前に、一部店舗でのたばこ販売中止を決定、現在実行されているという。たばこ販売をめぐっては、米小売り大手ターゲットが1996年に中止し、米ドラッグストア大手CVSヘルスも2014年に中止を決めた。

 米株式市場では東部時間午後3時時点で米たばこ大手アルトリア・グループが前週末終値比2.8%安、同業大手フィリップ・モリス・インターナショナルが2.1%安。一方、ウォルマートは1.5%高。