WHOが初の「禁煙治療ガイドライン」を公表 ニコチンガムなどの薬剤やスマホアプリによる禁煙成功率向上を要請

2024.7/16 06:30 https://www.zakzak.co.jp/article/20240716-NXUCRMYLTBIZTLRTMK6VU76KDE/

世界保健機関(WHO)は、たばこをやめたいと考える成人の喫煙者を支援するため、薬物治療と生活指導を併用することを推奨した初の「禁煙治療ガイドライン」を公表した。

水パイプや無煙たばこ、加熱式たばこを含むすべての製品が対象。世界の喫煙者は推定12億5千万人で、その60%、7億5千万人以上が禁煙を望むが、そのうち70%は禁煙サービスを利用できていないと指摘。

ニコチンガムやニコチンパッチ、禁煙補助薬などの薬剤による治療と、電話によるカウンセリングなどの指導、スマートフォンのアプリなどを組み合わせ、禁煙成功率を大幅に向上させるよう求めた。

 

関連:2024.07.08 成人の禁煙のための初の臨床治療ガイドライン(日本WHO協会、WHOリンクあり

成人の禁煙に関するWHO臨床治療ガイドライン(WHO、2024年7月) https://www.who.int/publications/i/item/9789240096431