AFP https://www.afpbb.com/articles/-/3580610
【5月30日 AFP】フランスの保健相は29日、ビーチや公園、バス停など子どもが出入りできる屋外の場所での喫煙を全面禁止すると発表した。7月1日から施行される。違反者には最大135ユーロ(約2万2000円)の罰金が科される。
カフェのテラスでの喫煙や石畳の道での歩きたばこで知られるフランスだが、近年は公共の場での喫煙規制が次第に強化されてきた。
新たな禁煙令について、カトリーヌ・ボートラン労働・保健・連帯・家族相は「ビーチ、公園、公共の庭園、学校の外、バス停、スポーツ会場」など、子どもがいる可能性のあるすべての場所を対象とすると発表。
同氏は仏紙ウエスト・フランスのインタビューで「子どもがいる場所から、たばこをなくさなければならない」と強調。喫煙の自由は「子どもたちがきれいな空気を吸う権利の前では認められない」と語った。
フランスが屋外喫煙を全面禁止へ。罰金は約2万円
フランスは、ビーチ、公園、バス停など、子どもがよく訪れる可能性のある屋外のあらゆる場所での喫煙を禁止すると、保健家族相が木曜日 (5月29日)に公開されたインタビューで述べた。
「子どもがいるところからタバコは消え去らなければならない」と、カトリーヌ・ヴォートラン大臣は地方日刊紙ウエスト・フランスがウェブサイトで公開したインタビューで語った。
「喫煙の自由は、子どもたちがきれいな空気を吸う権利が始まるところで止まる」と彼女は語った。
この制限は7月1日から施行され、「ビーチ、公園、公共の庭園、学校の外、バス停、スポーツ会場」など、子供がいる可能性のあるすべての場所が対象となると彼女は述べた。
違反者には最高 135ユーロ(約 2万2000円)の罰金が科せられる可能性があると彼女は述べた。
カフェのテラス席は禁止対象から除外され、電子タバコも禁止対象にはならないと彼女は述べた。
最近の世論調査によると、フランス人の 10人中6人(62%)が公共の場での喫煙禁止に賛成している。