「明らかにタバコの燃焼臭が…」参議院議員会館で“違法喫煙”騒動…愛煙家多い国会内で囁かれた“疑惑”

 

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 良識の府とされる参議院の議員事務所がある参議院議員会館で、“喫煙疑惑”が囁かれているという。同会館は2020年4月の改正健康増進法の施行に伴い、一般のオフィスビルなどと同じ扱いで、喫煙専用室の他は屋内禁煙エリアになっている。自民党の参議院議員の事務所関係者が声を潜めて、こう証言した。

「先の参議院選挙後に、11階が猛烈にタバコ臭くなったんです。しかも、喫煙室の近くではなく、むしろ、反対側といって良いエリアです。ちょっと臭うレベルではなくて、明らかにタバコの燃焼臭でした。まれに明らかに煙っている時もあり、さすがに犯人捜しはしないものの、『いったい誰が喫煙をしているんだ』と騒然となっています」

 2020年4月から「屋内原則禁煙」となった国会。だが法案提出時には、愛煙家も多い国会で反発があったとも報じられた。実際、当初厚生労働省が示した案では、国会も含めた「官公庁」全体が屋内完全禁煙だったが、法案提出時には「行政機関」に後退し、国会などは「議決機関」として例外扱いされてしまっている。結果、議員会館内には多数の喫煙所が設置されたのだが……。

「法案成立以降も、議員会館の自室での喫煙が後を絶たず、立憲民主党の枝野幸男氏は自室で喫煙したとして謝罪する事態にまでなりました。自民党には伝統の『たばこ議連』もあるくらいですから、喫煙への愛着はなかなか捨てられないのでしょう。

 最近ではさすがに自室で喫煙する人はいなくなったと思っていたのですが、今回久しぶりに“違法喫煙”の噂が立ってしまったんです」(前出・自民党関係者)

「屋内原則禁煙」実現までの長い道のりはそれなりに議員も承知していたはずだけに、今回の禁煙騒動で疑惑の目が向くのは、当然、新人議員ということになる。

 もちろん、新人議員が犯人と断定はできない。だが、たばこ臭が強いのが新人議員の事務室が集まっている廊下側なのも確かだという。

「呆れるのは、今時、建物内で喫煙をしてしまうことです。しかも、改正健康増進法は自分たちで作った法律ですからね。これまでも、議員会館内の地下駐車場の私的利用など、公職者による公的施設の使用実態として不適切とされることは、世論の指摘などがあると議運の決定をもって禁止されています。

 ただ、根底にあるのは『国会議員なのだから、自室で喫煙くらいいいだろう』という特権意識でしょう。これを改めないと、そのうちに小学校並みの禁止ルールが出来て、世間の失笑を買うことになると思いますね」(同前)

 喫煙騒動に終止符が打たれる日は来るのだろうか。