配信 共同 https://news.yahoo.co.jp/articles/43ab8dcff037ba15bf5d51f6702d0f15e6315e70
【ニューデリー共同】インド洋の島国モルディブのムイズ大統領は13日、2007年1月1日以降に生まれた人に対し、たばこの販売や購入、使用を禁止することを決めた。大統領府が発表した。関連法を改正し、今年11月1日施行の見通し。地元メディアによると、より厳しく、00年以降に生まれた人への適用を求める声もある。
たばこを巡っては、世界保健機関(WHO)の「たばこ規制枠組み条約」が05年に発効。一定の年齢に満たない人への販売禁止や受動喫煙防止を求めている。日本でも20年4月に受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が全面施行され、飲食店や職場など不特定多数の人が利用する施設は原則屋内禁煙となった。
モルディブと同様の動きはニュージーランドで23年1月、09年以降に生まれた人が紙巻きたばこを吸えなくする法律が施行されたが、24年2月に廃止が決まった。英国でも導入が検討されている。
モルディブでは24年11月、たばこの購入可能年齢が18歳から21歳に引き上げられ、電子たばこの輸入も禁じられた。