香港:フレーバーたばこ販売禁止、改正条例が可決

2025年9月15日 NNA https://www.nna.jp/news/2839061

香港立法会(議会)は11日、メンソールを除くフレーバー付きたばこの販売禁止などを盛り込んだ関連条例の改正案を可決した。自由党の一部議員がフレーバー付きたばこの販売禁止条項を削除する修正案を提出したが、否決された。

密輸たばこ対策として正規品に納税済みラベルを貼付する制度を導入した上で、2027年第2四半期(4~6月)からメンソール以外のフレーバー付きたばこの販売を禁止する。対象にはフレーバー付きシーシャ(水たばこ)も含まれる。違反者には最高で罰金5万HKドル(約95万円)と懲役6月が科される。

禁煙場所の範囲も拡大する。来年1月から学校や病院など特定施設の出入り口から3メートル以内を禁煙とし、公共交通を待つ際や公共施設での行列時の喫煙も禁止する。未成年にたばこや電子たばこ、加熱式たばこといった新型たばこを提供することも禁じる。

来年4月からは新型たばこを公共の場で所持することも禁止する。