30歳未満、たばこ購入に写真付きID必要 米FDAが対策強化

2024/08/30  ロイター https://nordot.app/1202098398939939144?

[29日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は29日、たばこ購入時に写真付きの身分証明書(ID)の提示が必要な年齢を従来の27歳未満から30歳未満に引き上げた。小売業者による年齢確認を義務付けた。

たばこ自動販売機で扱う場合の規制も改めた。従来は18歳未満の人がいたり、立ち入りが許可されたりしている場所を禁じていたが、その年齢を21歳未満に引き上げた。

米国では過去数年間にわたり、未成年者が電子たばこを使用するのをやめさせたり、喫煙などによる死亡を予防可能なものとして抑制したりするなど、たばこ対策に力を入れている。

米肺協会(ALA)によると、米国では喫煙により年間48万人余りが命を落としており、予防可能な死因の第1位となっている。

FDAのたばこ製品センター(CTP)のディレクター、ブライアン・キング氏は「たばこ製品を青少年から遠ざけることが最終的にこれらの製品の中毒者を減らす上で極めて重要なことは、過去数十年にわたる科学研究で示されている」と述べた。