(2)

ここは、こんもり木が茂っている森の中。
 

「やぁ、パオンくん、おはよう!」
 

 パオンくんと仲良しの森の仲間たちが、集まってきました。
 

「おはよう、みんな。実はね…。」

 パオンくんは、お父さんに、どうしたらタバコを吸うのを止めてもらえるか、みんなに相談してみました。
 

「タバコは体に良くないから、お父さんの体が心配なんだ。それに、お母さんのおなかの中には、ぼくの弟か妹がいるんだよ。そのおなかの中の子に、タバコの煙を吸わせたくないし、お母さんや、ぼくだって、タバコのないキレイな空気を吸って、元気でいたいと思ってるんだ。だけど、お父さんには、なかなか、わかってもらえないんだ。」
 

「そうだよ、タバコを吸っていると、周りが迷惑しているのに、少しも気がつかないんだよね。自分がタバコ好きだから、みんなも好きだって思っているんじゃないな。」
 

 キリンくんはそう言うと、長い首を左右に振って、大きなため息をつきました。
 

 それから、ゴリラくんとサルさんが、口をそろえて、こう言いました。
 

「本当のこというと、ぼくたち二人も、君のお父さんのタバコの煙には、ずっと前から困っていて、一度、そのことについて、話し合いたいと思っていたところなんだ。なぜかっていうと ……」