(6)

ぼくは、お母さんを守ろうと、必死で戦うんだけど、

怪獣は、すごい勢いで、お母さんめがけて、煙をどんどんはき続けるんだ。

「キャーッ」

お母さんの悲鳴。

「お兄ちゃん、助けて 苦しいよ… 苦しいよ… 」

っていう赤ちゃんの泣き声。

だけど、ぼくも煙をいっぱい吸って、

苦しくなって倒れてしまったんだ。