(5)

クマ先生

 「おいおい、診察は……」

ミミ

 「後にしまーす」

カエル

 「ミミさん待ってよォ」

おおいそぎで待合室を走っていく二人に、野ネズミのお母さんが驚いてたずねました。

野ネズミ

 「あらッ、あなたたち。一体どうしたの、そんなにあわてて…」

ミミ

 「動物村の点検 何か起こってるかも知れないから」

 ミミさんは、そのまま外へ走って行きました。野ネズミのお母さんは、何かを思い出したようすです。

野ネズミ

 「あっ ちょっと待って」

<ぬきながら >

 ミミさんたちの後を追って、野ネズミのお母さんも出てきました。