(4) 「なんだ、これは! 毒でまっ黒になっているよ〜!!」 「おーい、助けてくれー。」 「だれの声だ。」 「ぼくだよー、ぼくだよー。」 「声はするけど、どこだろぅ?」 「ここにいるよ〜」 みんなで、ようーく見てみると、気管支くんがいました。 「きみ、気管支くんかい。」 「そうだよ。毒で体中がまっ黒さ。毒が入ってこないように、いっしょけんめい、せきをするんだけど、どんどん上の方から毒が入ってくるんだ。」 「それは、大変だ! きみは病気のようだから、休んでいてくれ。ぼくたちが、毒がなんで入ってくるのか調べてくるから。」 「わかったよ。たのんだよ。」 肝臓くんと胃袋くん、腸くんは、どんどん上の方へ行きました。そして、口くん、鼻くんに会いました。 |