議員の喫煙調査申し入れ 議連、9日に衆参議長に

配信  北海道新聞 https://news.yahoo.co.jp/articles/f4e97f0c2166daff3f72dec0cd67d405d45041eb

「けじめをつけるべきだ」

 国会議員が法で禁じられた議員会館の事務所(自室)で喫煙している問題で、超党派の「国際基準のタバコ対策を推進する議員連盟」(会長・尾辻秀久元参院副議長)が、実態調査と違反者への厳正な対処を9日に衆参両院議長に申し入れることが分かった。国会敷地内の全面禁煙化も求める。違法行為への世論の批判が高まる中、国会の対応が問われそうだ。

 申し入れ書は「国権の最高機関を構成する国会議員自らの違法行為を見過ごすことは、法治主義を否定することに他ならない」と指摘。法律上、議員会館を含む国会と同じ「第2種施設」に区分される裁判所が自主的に禁煙に踏み切っていることを挙げ「立法機関だけを例外とすることは議員特権との批判を免れない」と、国会議事堂と議員会館の全面禁煙化も訴える。

 議連は与野党の53人が所属している。松沢成文幹事長は取材に「法律を作る議員の違法行為は許されず、けじめをつけるべきだ」と語った。

議員連盟による申し入れのポイント
議員連盟による申し入れのポイント