国会屋内の全面禁煙を要望 日本禁煙学会が衆参議長に

2019年12月24日 共同配信(四国新聞) https://www.shikoku-np.co.jp/dg/article.aspx?id=K2019122400000008100


たばこ規制を訴える医師らでつくる「日本禁煙学会」は23日、国会議事堂を屋内全面禁煙にするよう求めた要望書を衆参両院議長に送ったと発表した。

受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が全面施行される2020年4月までの実施を訴えている。送付は20日付。

同法が施行されると議事堂は原則屋内禁煙となるが、施設の判断で煙が外に出ないようにした「喫煙専用室」を屋内に設置できる。

要望書は「どのような対策を講じても人の出入りで煙が漏れ出る。受動喫煙の害を及ぼす」と懸念し、公共性の高い議事堂内に喫煙室を設けるべきではないとした。

要望書には、同学会が今年10〜12月に地方議会の禁煙対策の取り組み状況を調べた結果も添付。

都道府県では半数を超える24議会が、全国の市と東京都区議会では97%が屋内全面禁煙や敷地内禁煙になっていると指摘している。