長崎大学 8月1日から全面禁煙に

 

 

長崎大学では8月1日から構内が全面禁煙となるのを前に、31日、屋外にあった喫煙所が撤去されるなど、キャンパスの禁煙化に向けた準備が行われました。

長崎大学では、ことし4月に喫煙者を教職員として採用しない方針を公表するなど、受動喫煙対策を進めてきました。

1日からは屋外にあった喫煙所がすべて廃止され、構内が全面的に禁煙となります。

これを前に31日、長崎市の文教キャンパスでは、大学の職員らが屋外の2か所に設けられていた喫煙所の灰皿を撤去し、構内全面禁煙を示す張り紙を新たに掲示しました。

長崎大学では、すべてのキャンパスで1日までに喫煙所を撤去し、学生に周知を図って禁煙を徹底するとともに、教職員は休憩時間を含めて勤務時間内にたばこを吸うことは禁止となります。

一方、現在、たばこを吸っている教職員や学生が禁煙できるように支援するため、ことし5月に開設された無料で受診できる「禁煙外来」は、この2か月で30人余りの学生や教職員が利用しているということです。

長崎大学保健・医療推進センターの保健師、吉田可奈さんは「たばこを吸っている人には、構内の全面禁煙を自分自身の禁煙のきっかけにしてもらい、大学全体でスモークフリーのキャンパスを目指していきたい」と話していました。

 

・2019.05.16 長崎大学で「禁煙外来」始まる(NHK

・2019.04.22  「喫煙者は採用しません」長崎大8月から 学内に無料の禁煙外来開設も(西日本新聞

・2019.04.20  長崎大 喫煙者不採用へ 教職員募集、国立大で初か 「嗜好押し付け」懸念も(長崎新聞毎日、NHK)