道 出先機関も全面禁煙の方針

2020/02月13日 07時15分  NHK https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200213/7000017888.html

道は、道庁本庁舎に続き、出先機関についても5月末で全面禁煙にする方針を固めました
道は、道庁の敷地内にある職員向けの喫煙所を5月末までに撤去して本庁舎の敷地内を全面禁煙にすることを決めています。
これに続き道は、道内各地の振興局や保健所といった出先機関についても5月末で全面禁煙にする方針を固めました。
今後、労働組合との会合でこうした方針を示し、組合側の理解を得た上で実施したい考えです。
道によりますと道内14か所の振興局のうち日高、オホーツク、胆振の3か所の振興局や286か所の保健所や土木現業所といった出先機関のうち80か所余りで禁煙にするかどうか決まっていないということで、道が主導して出先機関の全面禁煙を目指すということです。
道職員の喫煙率は昨年度21.6%と、全国の喫煙率の平均を上回っていて、令和3年度までに12%まで下げることが目標となっています。

 

道議会の対応焦点 知事が道庁本庁舎完全禁煙表明

2019/12/28 05:00 北海道新聞 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/379159


 鈴木直道知事が道庁本庁舎の敷地内完全禁煙を打ち出したことで、来年、新庁舎が完成する道議会の対応が焦点となる。新庁舎には自民党・道民会議が喫煙所の設置を決めている。設置派の議員は、決定は変わらないと強調するが、年末年始の地元のあいさつ回りを控える中、禁煙に消極的な姿勢への批判を懸念する声も上がっている。

 道議会では11月、全5会派の会長が自民会派所属の村田憲俊議長に喫煙所について認識を説明。控室への喫煙所設置を求めたのは自民だけで、民主・道民連合は設けない方針を示し、北海道結志会と公明党、共産党の3会派は敷地内完全禁煙を主張。3会派は知事の決定を受け、完全禁煙に向けて勢いづきそうだ。

 ただ、自民会派の佐々木俊雄会長は取材に対し、知事の完全禁煙方針が自民会派の決定に与える影響について「村田議長に既に考えを伝えている。議長がどう考えるかだ」と述べ、決定は変わらないとの認識。中堅道議は「決定を覆す動きがあっても絶対に阻止する」と語る。

 道議会新庁舎への喫煙所設置について、知事は27日の記者会見で「議会で決定すること」と前置きしつつ、東京五輪マラソン・競歩の札幌開催や、道が受動喫煙防止条例の年度内制定を目指していることなどを挙げ「道民が注目している」と強調。道幹部は「自民が逆風の中でも設置できるのか。『それでもやるのか』という話だ」と、自民会派の方針変更を期待している。

 設置反対のある中堅道議は「忘年会でも連日のように支持者から『道議会は何をやっているのか』と言われる。これが新年会でも続くと思うとうんざりする」。別の議員は「完全に外堀を埋められた。村田議長には自民会派に再考を求めてほしい」と話した。

 


知事 道庁喫煙所の廃止を表明

2019/12月27日 14時11分  NHK https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20191227/7000016622.html

道庁の敷地内にある喫煙所をどうするか結論が出ました。鈴木知事は、来年5月で喫煙所を廃止し、道庁を全面禁煙とすることを表明しました。

道庁の敷地内にある職員向けの喫煙所は、道議会新庁舎の工事に伴って来年5月末までに撤去されることになっていて、新たな喫煙所を設置するかどうか調整が進められてきました。
これについて鈴木知事は27日の記者会見で「道庁本庁舎の喫煙所を来年5月をもって廃止することを決めた」と述べ、道庁を全面禁煙とすることを表明しました。
会見に先立って開かれた道と労働組合との協議結果を踏まえ決定したということです。
そして鈴木知事は、▼禁煙支援対策の強化と▼喫煙所の円滑な廃止に向け準備を進めるよう担当者に指示しました。
そのうえで鈴木知事は、「この決定を実効性のあるものにするには職員の意識が重要だ。ほかの振興局についてもわたしの思いとしては今回の決定に準じる形で対応してほしい」と述べました。
これとは別に、新しくできる道議会庁舎では、自民党会派が議員控え室に喫煙室を設置することを決めていて、鈴木知事は議会内で議論深め結論を出してほしいという考えを示しました。

知事 北海道庁の全面禁煙を表明へ 札幌市(北海道)

2019/12/27(金) 12:59配信 STVニュース北海道 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191227-00000191-stv-hok

道庁本庁舎の敷地内について鈴木知事は、27日午後にも現在の喫煙所を廃止して「全面禁煙」を表明する見通しであることがわかりました。

「一定程度とりまとまりましたので、本日は結果をふまえてご審議いただきたい」
道は、道庁本庁舎の敷地内にある職員向け喫煙所の廃止を検討する会議を開いています。現在の喫煙所は、建設中の道議会新庁舎の駐車場予定地にあり、2020年5月で撤去されます。道は、年度内に受動喫煙防止条例の制定を目指していることや、東京オリンピックのマラソンと競歩の開催を見据えて、全面禁煙を検討していました。知事は、午後にも道庁敷地内の全面禁煙を表明する見通しです。一方、1月完成予定の道議会新庁舎をめぐっては、自民党会派だけが喫煙所の設置を求めていますが、結論は出ていません。