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 それから一夜が明け、パオンくんの家へ、森の動物たちが、おしかけてきました。きのうの火事について、お父さんゾウに注意をしにきたのです。
 

「ぼくたちみんなが努力して、タバコの害をなくそうとしているのに、あなたは、ちっとも、わかってくれませんね。平気でぼくたちの顔に、タバコの煙を吹きつける、歩きながらタバコを吸う、タバコのポイ捨てはする、タバコの火の始末さえしてないじゃないか。みんなが、あなたのタバコを吸うマナーや、不始末で、どんなに迷惑しているか、あなただって、とっくに、気がついているはずだ!」、そうカバくんが言いました。
 

 ゴリラくんも言いました。
 

「タバコの煙の中には、体を悪くするものがたくさん含まれているって、あなたも知っているでしょう。大事なあなたが病気になったら、みんなが悲しむってこと考えてよ。

 それにタバコは吸う煙より、タバコの先から出る煙の方が、目やのどの刺激がずーっと強いんだよ。パオンくんやお母さんがそのせいで病気になったら、あなただってこまるじゃない。自分の大事な健康のためにも、家族の健康のためにも、そして森の友だちみんなのためにも、本当に考えてほしいんだ。」