平成28年(2016年)1114日 提出

堺市議会議長   吉川 守 さま


【請願書】 大阪府堺市議会の喫煙室廃止のお願い

 

謹啓  日頃の堺市議会活動にご尽力をいただきありがとうございます。

 

2004年に堺市役所竣工を機に屋内全面禁煙が実施されたおり、市議会フロアーにのみ喫煙室が設けられ、国内外の禁煙推進が進んでいくなか、この喫煙室が未だに存続していることを知り、驚いているところです。(当時、私どもは廃止の請願及び監査請求いたしました

 

先に議員運営委員会で、この廃止の提案がなされたものの、協議が先送りされたとのこと、とても残念に思っております。堺市議会におかれましては、この機会に、喫煙室廃止に向け、長年の懸案の協議による円満解決を期待し、お願い申し上げます。

 

1.堺市役所館内で、職員・市民・外来者みなが禁煙を遵守されているのに、喫煙される議員のみに例外が許されるのは社会的公平性を著しく欠いていないでしょうか?

 

2.喫煙室の排気や清掃・人員などに少なからぬ市税が使われていることをどうお考えでしょうか?

 

3.喫煙室からは、タバコの煙は漏れざるをえません。隙間、扉の開閉・出入り、服などへの付着、喫煙後の呼出などで、煙は室外にも漏れ、廊下、受付、事務室、議員室などに拡散し、非喫煙者の健康リスクとなっています。(厚労省推計で「受動喫煙原因、国内で年間1.5万人死亡」とされています)

 

4.喫煙される議員ご自身も、すぐ側の喫煙室で吸えることから、禁煙のせっかくの機会を失しておられます。喫煙することが幾分かでも不自由になることは、禁煙に至る大事な又とない機会ですし、吸わなければ吸わないで何の問題もないことに気づくものです。

 

 ・堺市役所の喫煙者であった多くの職員が禁煙に至ったことでしょうし、健康になって喜んでおられるのではないでしょうか? 

 

 ・長年タバコを吸い続けることで、寿命が10年は短くなります。健康寿命も同様に短くなります。ご自身の健康のために、またご家族のためにも、そして支援者や市民のためにも、必ず禁煙のきっかけになりうる「喫煙室廃止」に、喫煙される議員の方々も賛同され、堺市議会として協議による円満解決を、僭越ではありますが、心より祈念しております。

 

公的施設・公共の場の禁煙化は時代の趨勢であり、その良き見本となっていただけ
るよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

請 願 者  子どもに無煙環境を推進協議会 理事
        一般社団法人 日本禁煙学会大阪支部 理事

住 所   大阪府堺市※※区※※※※※※※※※※

氏 名   ※※※※※※

紹 介 議 員

氏 名   ※※※※※※  

 

請願書提出後の4会派の決議案提出(2016/11/29)
請願書提出後の委員会での請願の不採択(2016/12/14) 
  読売報道 2016/12/17)

政令指定都市の議会棟(会議フロア)における喫煙の状況 (堺市調べ)

この請願の報道 (読売2016/11/30

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