06月22日 12時39分 NHK https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20190622/5010004774.html
受動喫煙対策を強化するための法律が７月から施行され、学校や役所の禁煙が実施される中、九州・沖縄の裁判所は、法律の規定よりも厳しく、屋外も含めたすべての敷地内を禁煙とすることになりました。
改正健康増進法の施行により、学校や病院、役所などでは来月１日から敷地内が原則禁煙となりますが、裁判所については、法律の規定で来年４月から実施され、屋内を原則禁煙としながら、喫煙専用室などを設ければ喫煙を認めるとされています。
一方で、福岡高等裁判所によりますと、最高裁判所からは、▽実施を早めたうえで、▽屋内を完全に禁煙とし、▽屋外については裁判所の判断にゆだねるという方針が示されたということです。
これを受け、九州・沖縄のすべての裁判所は、▽７月１日から禁煙を実施し、▽屋外も含めたすべての敷地内を禁煙とすることになりました。
法律の規定よりも時期を早めたうえ、禁煙とする範囲もより厳しくした形となり、福岡高等裁判所は、「裁判所を利用される皆様にご理解とご協力をお願いします」とコメントしています。
・2019.06.17 東京高裁：令和元年7月1日以降の受動喫煙防止対策について（7/1から管内の庁舎内全面禁煙、2020年1月から敷地内全面禁煙）
・2019.06.20 広島高等，地方，家庭裁判所（支部及び簡易裁判所を含む。）の庁舎内及び敷地内の全面禁煙のお知らせ
・2019.06.21 北海道内裁判所全面禁煙に 法律では道議会同様、喫煙所設置可能な「第２種施設」（北海道新聞）
・2019.06.14 大阪高裁、７月から全面禁煙に 病院・学校より厳しい規制？（産経）
・2019.05.20 名古屋高裁管内6県の全裁判所施設が全面禁煙へ 7月1日から（毎日）